決済代行会社はサービスを展開している企業と顧客の間に入り、決済回りの手続きをしてくれる会社です。国内の取引であれば円建てですべてが完結するので問題ありませんが、海外との取引は取引手段が複数あるだけでなく、為替通貨の影響もあるため、複雑です。特にお金の送金と引き出しのあるFX会社やオンラインカジノ会社では、決済代行サービスの利用は必須と言えるでしょう。海外の会社にお金を送金するとき、クレジットカードであればカードだけで完結しますが、すべての人がクレジットカードを持っているわけではないので、不十分です。

カードによっては決済がうまくできないことも少なくなく、複数の取引手段がないとビジネスチャンスを逃すことになる場合もあります。決済代行会社は様々な決済手段を提供するだけでなく、国内銀行口座から海外の口座へのスムーズな送金、またはその逆も行うことができ、実際には国内の金融機関でプールしている資金の中でやりくりすることで、外国送金手数料を抑えることもできます。決済代行会社は取引する金額や回数に応じて一定の手数料を受け取ることができるため、取引量が増えるほどもうかる仕組みになっています。そのため大きなトラブルや事件を起こすと取引量自体に影響が出てくるため、信用を失わないような対策を行っています。

オンラインカジノは誤送金事件で話題にあがりましたが、決済代行会社が立て替えてでも事件を終わらせようとしたのには、こうした理由があるのです。